定年退職後にコンビニ経営! は無理です

コンビニの仕事は、一見楽そうに見えるかも知れません。客が来たときにレジを打つだけ。後は店の奥にすわってテレビでも観ていればいい、と。昔の駄菓子屋のおばちゃんならそれで良かったのでしょうけれど、コンビニの店長はそんなに楽な仕事ではありません。

「定年退職後に第二の人生としてコンビニでも始めてみるか」などと気楽に考えている人が少なくないようですが、60を超えてコンビニを始めるのはほとんど不可能です。まず、体力が持ちません。サラリーマン時代よりも楽だと思っている人が大半ですが、はるかにきつい仕事です。コンビニチェーン本部でも厳しい審査条件をもっていて、年齢については60代以上の人は応募できない仕組みになっています。「老後にコンビニ」ということはできないのです。

コンビニは楽して儲かるというのは幻想

セブンイレブンでは、平均して1店舗あたり毎日66万円以上の売り上げがあります。年間では2億の売り上げですので、それだけを聞くととても美味しい商売のように思えるでしょう。中には1000万円、2000万円という年収を稼いでいる人もいます。

何の宣伝もしなくても、店番だけをしていればお客が集まる楽な商売と思うのなら、一度お店でアルバイトをしてみると良いでしょう。店長の仕事を自分がやれるだけの体力があるのかどうかよく観察してみるのです。店長の多くが12時間以上働いています。その間ゴロゴロと過ごすことはほとんどありません。

あまり売り上げの大きくない店の場合、店長は夜中に働いています。昼間の様子を確認するために、日中も店に出ることがあります。睡眠時間はとても短く、寝る時間帯も不規則になります。睡眠だけをとっても、厳しい環境だということがわかるはず。サラリーマンなら、毎日同じ時間に起きて同じ時間に眠れます。コンビニ店長に比べたらサラリーマンは天国のように楽な仕事なのです。

毎日の売り上げに追われ、今日の売り上げはいくらか、何を発注したらいいのか、を考えなければなりません。ストレスなどないように見えるかも知れませんが、一日中ストレスにさらされています。そんな仕事を、定年退職後ののんきな暮らしに取り入れようとしても、難しいと言えるでしょう。

コンビニ開業は55才まで

コンビニを始めるためには、フランチャイズ本部の審査をパスしなければなりません。誰でも簡単に開業できるわけではないのです。誰もが一番もうかるセブンイレブンで始めたいと考えますが、セブンイレブンの審査は厳しいため、簡単になることはできません。それで仕方なく、他のチェーンを始めるのです。

セブンイレンやローソンの場合、「55才まで」という決まりがあるため、これをオーバーしている人はまず審査を通りません。また、自分一人ではできません。店の経営に専念できる家族が自分以外にもう一人必要です。つまりコンビニは家族総出で協力して経営するのが原則なのです。それだけ厳しい仕事だということです。

コンビニはとても厳しい仕事です。体力、知力とも必要です。そのため、「老後」にはじめることはできません。

Copyright© コンビニのすべて~120%活用術 All Rights Reserved.