売り場に並ぶ商品の意外な競争とは?

コンビニはおよそ30坪程度の売り場に、いかに売れる商品をたくさん並べるか、が勝負です。売れない商品を置いていては生き残ることはできません。そこで、毎月新しい商品が誕生し、売れない商品はすぐにお払い箱となるのです。年間の新商品数は実に5000品といわれています。

かなり厳しいコンビニ経営の実態

コンビニでは1日に平均して40万円~60万円の「多額」の売り上げがあるとはいえ、そのうち、オーナー店長が手にするのは2%~4%程度と言われています。ざっくりといえば、1日平均の売上高とオーナー店長の月収はだいたい同じということになります。売り上げが50万円の店なら、月収50万円ということです。

「結構あるじゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、サラリーマンと違って年中無休、24時間営業の店を経営しての収入です。売り上げが多くない店の場合には、アルバイトの賃金を削るため、夫婦が交代で1日18~20時間程度勤務していますので、二人分合わせて50万円。一人当たりにすれば、アルバイトとさして差はありません。オーナーと店長が別の場合、雇われ店長の月収は20万円程度といわれています。その程度しか払えないのです。

夫は深夜に働き、妻は昼間働くことになりますので、夫婦はすれ違いの生活です。「たまには、夫婦でイタリアンでも食べに行こうか!」ということはとても難しい実態です。夫婦生活をする時間もありません。日曜日も祝日もありませんので、セックスをする暇が全くないのです。できるタイミングは妻が夕方帰宅したわずかな時間だけ。夕食の準備もそこそこにサッと済ませるしかありません。夫がED気味で勃起に時間がかかると、タイムアウトでできなくなってしまいます。バイアグラを飲んですぐに勃たせて…ということになるでしょう。とても厳しい生活を強いられているのです。

新製品は年に5000種類!?

こんな厳しい業界ですので、売れる商品を置かなければ、店長の生活はますます厳しくなります。そのため毎日のように商品の入れ替えが行われます。毎月400種類前後の新商品が登場し、店長はその中から自分の店にマッチしたものを選んで発注します。

本部から加盟店には、商品の大きさや、価格、写真などの他、推薦仕入れ数や店内のどこに置くのがベストなのか、テレビコマーシャルの予定などが報告されます。それを参考に店長が選別するのです。毎日何種類もの新製品が誕生しますが、店に置かれた瞬間からPOSのデータ管理により売れ行きがチェックされ、売れない商品はすぐに中止にして新しい商品と入れ替えられます。こうして一年の間に、7割の商品が入れ替えられるといわれています。

日々の売り上げチェックがとても重要なのです。今日60万円売れたとしても、明日も60万円売れるかどうかは分かりません。コンビニ店長にとっては毎日が決戦です。一日が終われば、「明日も60万円売れますように!」と祈りながら帰宅するのです。

コンビニでは毎日毎日商品の入れ替えが行われています。一定の売り上げを維持するためには、そうでないと生き残れないのです。

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