売り場の配置には意味がある!

コンビニはどこの店に入ってもだいたい同じような店内となっています。本のコーナーが窓際にあり、お弁当は目につくところにあります。「どこも変わり映えしないな~」と感じる人もいるかも知れませんが、漠然と物を並べていたら、どこも似た配置になるはずがありません。

コンビニの店内は、「何をどこに置くか」が売り上げを左右するとっても大きなファクターなのです。さまざまな観点から検討尽くされた結果の配置だということを知った上でお店に入れば、今までとは違う世界が見えてくるに違いありません。

雑誌売り場は外から一番よく見える場所!

どこのコンビニでも、窓ガラスのある面が必ず雑誌売り場になっています。これは、「雑誌は通りに面した場所に置く」という法則に乗っ取って配置してあるからです。コンビニは、気軽に入れるというイメージがとても大切です。店内に客がいないと、お客さんが入りにくく感じてしまう恐れがあるため、人がいる雰囲気を演出しなければなりません。

どこの店でも、雑誌は立ち読みをする人がいて、かならずしばらくの間は立っててくれます。それが外から見えると、通りかかった人は「安心して」入れるというわけです。普通の本屋さんにとっては立ち読み客は迷惑ですが、コンビニにとってはある程度いてもらわなければ困る存在でもあるわけです。夜遅い時間でも立ち読み客はいるので、明るい雰囲気となり安心して入れる雰囲気となります。

ある意味では、ブティックのショーウィンドーにきれいな服を着たマネキンが立っているのと同じような効果があると言えるでしょう。立ち読み客は自分が客寄せに使われているとも知らず、黙々と本を読んでいるのです。

コンビニのメイン商品はお弁当!?

お店で一番売れるものは「デイリー商品」と呼ばれるものです。お弁当や総菜類、パンや牛乳、デザートなどです。店の売り上げの2割~3割はデイリー商品が占めているので、店に入った客は弁当などを買う可能性がとても高いと言えます。そのため、入ってすぐに一番目に留まりやすい場所に弁当が置いてあるのです。入り口から直線的な壁側に並べてあることが多くなります。

なぜ手前ではなく奥なのかといえば、他の商品を客に見せるためです。お弁当やおにぎり、冷凍食品、ジュースやビール、パンなどを手にした後、店内を回遊して商品を見ながらレジに向かわせるためです。レジに向かう途中にふと目についた雑誌やお菓子を買ってくれる可能性がありますし、少なくとも、「こんなものまであるんだ」という印象を残すことはできます。

レジを目前にした場所には、電池やキャンディなど比較的安い商品で、買い忘れしやすいものを並べてあります。会計をする最後のギリギリまで「100円」の単価アップを狙っているわけです。

一見するとさりげないように見えますが、コンビニの商品は消費者の心理を実によく読んで、いかに買わせるかを工夫して配置してあるのです。今度コンビニに立ち寄るときには、改めてよく眺めてみてください。

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