意外と知らないコンビニの「ヨーグルト戦争」

普段通勤途中などによく立ち寄る、コンビニエンスストア。飲み物やお弁当といったお惣菜を買うことが多いはずです。ここでは数あるコンビニの食料品の中から、ヨーグルトをピックアップしてゆきます。近年商品数が増加傾向にある。コンビニの機能性ヨーグルトに注目です。また近年バカ売れ中のある商品の人気に迫ってゆきます。

機能性ヨーグルトって?

身体の健康やお通じのために、毎朝ヨーグルトを食べている方もいると思います。近年そんなヨーグルトは本来ある整腸効果にプラスアルファし、機能を強化した「機能性ヨーグルト」をよく見かけるようになりました。代表的な商品として有名なのが、明治シリーズや森永のビヒタス、ダノンジャパンのダノンビオが挙げられます。売り上げも順調に伸びてゆき、機能性ヨーグルトを多く扱う明治の売上高は、2014年が1654億円、2015年が1899億円、そして2016年の売り上げ計画は1908億円を計画しています。まさに右肩上がりで増えているのがよくわかりますね。

明治が強い理由

さてヨーグルトと言えば、「食べるタイプ」と「ドリンクタイプ」の、二つの形状に分けられます。これらの種類はスーパーでは主に、「カップで食べるタイプ」を売っていますが、コンビニエンスストアでは「ドリンクタイプ」がメインとなっています。なお多くのコンビニチェーンでは、ヨーグルトを乳酸菌飲料というカテゴリーに分類しているそうです。ここでは大手コンビニチェーンによる、カップタイプの売れ筋ベスト10を見ていきましょう。一位はそのコンビニが開発した商品ですが、ベスト10の中に明治シリーズは何と半分もランクインしていました。では、ドリンクタイプはどうなっているのでしょう?こちらは 4商品入っているなど、他の商品がランクインできないほど、寡占化が進んでいるようです。この結果から機能性ヨーグルト市場は、明治が強いことが分かります。では明治は、いつ、どのようにして生まれたのでしょうか?ある著者によれば、LG21は機能性ヨーグルトを開拓できたのが、R-1でブランド信頼度を確立できたためと、考えられています。特にR-1が訴えていたのが「インフルエンザによく効く」ことであり、消費者にこれが爆発的に支持を集めたのです。発売当初は、どのお店でも発注した数量を納品不可な発注制限がかかりました。消費者が強い関心を持つのは、「何に効果があるか」です。そこに他社商品と同じような効能をうたったメッセージは、消費者には響きません。その点具体的な効果を訴えたR-1は、ニーズをとらえることに成功しました。

今後の健康ドリンクの展開

たくさんある健康ドリンクの中でも、最近注目されている商品がある、それはスムージーです。コンビニエンスストアでもローソンの「グリーンスムージー」が大人気となっています。大手コンビニチェーンとしても、オシャレなイメージがあるので、女性客を増やすため積極的に販売をしたいアイテムとなります。またこの商品は、一品当たりの値段が同類商品より高く、販売棚効率が極めていいです。この流行に即座に反応したのが、野菜飲料のカゴメが動き始めました。野菜飲料の売上不振が続いたため、その状況を打破すべく発売した商品が、予想を上回る売上をみせています。これらのアイテムも、機能性ヨーグルトと並びコンビニの商品棚を牽引する日も近いのではないでしょうか。

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